前回、経過編の前半を紹介してきました。
>>前回の記事はこちら
勉強開始時のTOEICスコア300点台から、555点まで、あまり深く考えることなく到達はしましたが、それまでの勉強方法に少しの行き詰まりを感じていました。
勉強法見直し
これまでは、PART1, PART2, PART5を中心に、短文の発音やフレーズを重視して勉強してきました。
「基本的にはそれほど間違ってはいない」
と思いながら、
「試験テクニックもある程度必要なのでは?」
と思うようになりました。
そこで、試験テクニックを勉強の中に取り入れることにしました。
私が実践した3つの試験テクニック
自分が着目した試験テクニックは以下の3つです。
①問題の先読み
これは、わりと広く知られているテクニックで、PART3, PART4で特に大きな効果があると考えました。
PART3, PART4は、中文の英語をヒヤリングして後から設問に答えるというもので、あまりにもわからなすぎるので、TOEICを受けていて一番嫌になる部分でもあります。
よくよく考えれば、英語が全く分からなかった人がこんなこと真っ向勝負してもムリなわけです。
ところが、設問は問題用紙に記載されているため、試験中であればいつでも読むことができます。
中文が読み上げられる前にどんな質問をされるのかを予め知っておくことは、大きなアドバンテージになります。
この方法、改めて書いてみるとその通りで、すぐにでも実践したほうが良いのですが、大きな問題が立ちはだかっています。それは、
スピード
です。
TOEICの試験は、とにかくスピードが求められます。
試験中にじっくり待っている時間など基本的にはないのです。
問題は、その設問をいつ読むのかということと、速く読まなければいけないということです。
問題を読む時間の一つは、問題そのものを説明している時間が挙げられます。
PART3に入るとき、「PART3は、会話を聞いて3つの設問に答えるものです」的な問題形式の説明がされます。
実はこれ、毎回同じですし、問題形式を知っていれば聞く必要がないんです。
この時間を、PART3最初の問題の設問を読む時間にあてました。
あとは、3つ目の設問の解答をマークした瞬間に次の問題までのわずかな時間を、次の設問を読む時間にあてる、これを繰り返します。
そうすることで、設問を読む時間を多少生み出されるわけです。
②わからない問題は捨てる
ところで、私が当時目標としていたTOEICスコアは650点です。
得点の算出方法は非公開にされてはいますが、990点満点であることを考えれば、6割強が正解できれば良いわけです。
さらに、マークシートなので、5割は理解して解答でき、1割くらいは勘が当たれば良いのです。
※本当かどうかは分かりませんが、私はこう考えました(笑)
このテクニックは、①のテクニックにも直結します。
設問を予め読むと言っても、時間も短いですし、全部をきちんと理解することはムリなんです。
それができる人は、650点どころか、800点は超えているくらいの実力があると思います。
ましてや、設問が読めたとしても、リスニングしている内容も全ては理解できないんです。
そこで、リスニングしていて設問に答えられそうになかったら、すかさずあきらめる。
そして、適当にマークをして次の設問を読む。これがかなり重要なんです。
わからない問題に時間を使うことをやめ、次の問題に正解できる確率を最大限に高める。
何しろ半分は分からなくても良いわけですから、ここで勇気を出す必要があります。
このテクニックは、PART2にも応用できるものです。
③時間を見て、最後の長文問題は適当にマークをする
TOEICを受験したことがある人であればわかると思いますが、この試験はとにかく時間が足りません。
英語力=英語を速く正確に理解できる力が重要とされているからです。
以前にも触れましたが、私は自分の実力をきちんと知るために、試験本番では時計は身に付けず、バカ正直に挑んでいました。
結局、最後の20問くらいは空欄のまま解答用紙を提出していました。非常にもったいないことです。
そこで、残り5分になった時点で、残りのマークを適当に塗る、ということをしました。
まぁ試験対策としては当たり前ですね。
上記の3つのテクニック(特に①と②)を身に付けるべく、リスニングは本番のスピードで訓練していきました。
TOEIC3回目の受験
テクニックを訓練してから2ヶ月後、挑んだTOEICのスコアは、
620点
でした!いよいよ目標に近づいてきました。さて、その後どのようにしたのかは次回に紹介したいと思います。
乞うご期待!
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