体験記

日本ものづくりワールド

昨日、ビッグサイトで開催された日本ものづくりワールドに行ってきました。

設計・製造ソリューションの最先端

主に設計製造ソリューション展を見学しましたが、IT化・自動化・RPA(Robotics Process Automation)がキーワードであることは、近年の傾向と変わらないのかなと思いました。
少し状況が変わったとすると、「働き方改革」「産業IoT」が掲げられてから、積極的に各ソリューションを導入しようといった動きが活発になってきたためか、各社協力企業様の名前や活用事例が紹介されたり、細かい部分に対するフィードバックをお客様から頂きながら少しずつ進化している部分があったかなという印象です。

根本に使用されている技術そのものの進化はあまり認められず、技術の利活用場面の具体化や事例を作ってしまう、という競争のフェーズに入っていると感じました。今後、事例やお客様からのフィードバックが増えていくと、真のIoTが実現する日はそう遠くないと実感いたします。

設計・製造現場の実態

一方で、来場されているお客様の中でも、ものづくりの第一線でお仕事をされている現場では、そうそうスマートな仕事が定着するにはまだまだ、といった現実もあります。実際にそういった第一線の現場は中小企業であることが多く、こういった中小企業が日本企業の大半を占めることを踏まえると、やはり第一線の現場が活性化しないことには日本産業の発展はないものと考えられます。

これからやるべきこと

現在では、国の政策や補助金制度など、活用できる制度も増えてきており、以前よりは投資がしやすくなってきています。費用対効果が見えにくく二の足を踏んでいたものに関しても、想像を膨らませているだけでは何も進みません。補助金・助成金制度を活用しながら、投資を最小限に抑えつつ行動してみる。そうすることで、自分たちが本当にやりたかったことが見えてくるという最低限のメリットは必ず得られます。投資先としては、ITシステム・設備・コンサルティング等がありますので、各お悩みに応じて利用されると良いと願っています。

私が掲げるコンセプトでもある【大きく描いて小さく動く】を実践し、小さく動きながら次の小さな動きを模索し続けるサイクルを作ることで、必ず前進できるはずです。悩みが明確にならないうちはITや設備ではなく、まずはコンサルティングを活用して、より良い経営や事業をしていくためにはどうしたら良いか、第三者と新鮮なディスカッションをされることをお勧めいたします。

今こそ、新しいものづくりへ






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